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201404.04

栃木レザーのできるまで~その3~

こんばんわ!

タナカです。

だいぶ間隔があいてしまいましたが、栃木レザーのレポートの3回目です。

興味のある方はご覧くださいませ!

ちなみに過去記事はこちらから

その①

その②


宜しくお願いします。

前回は鞣した革に加脂を行い、革の柔軟性や耐久性を高める行程まででした。


今回はその続きとなります。

セッターという機械を用い、厚みを均一にして、

加工しやすいように十分伸ばします。


うまく写真が撮れませんでした。
すみません。。


この時点ではまだ革に湿気が残っていますので、

おおよそ10日間ほど自然乾燥します。





製品の一部はこの時点で素上げのヌメ革として計量、出荷するものもあります。

そうでないものはこの後、セッターなどで整えられないほど不均一な革の厚みを

革漉きという行程で調整します。



グルグルと刃が回っていて、

この機会を通すと革が漉かれていきます。

もちろん熟練の技術と経験がないとできません!

厚みの指示が書かれています。

4.0ミリの厚さにするという事です。

これでもまだかなり分厚いですが。



続いて革の柔らかさや風合いを調整するために

再度鞣しを行います。

この後ドラムを使って染色をします。





色の調合はもちろんレシピがありますが、

季節や条件によって職人が微妙に変えて作っていますので、

一枚一枚独特な風合いが生まれます!

本日はここまでです。

次回で完結しますので、

また気長にお付き合いいただけると幸いです。

ありがとうございました。


タナカ