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201403.15

栃木レザーのできるまで~その2~

こんばんわ!

タナカです。

本日は前回の続きとなりますので宜しければお付き合いください!

前回はこちらから



まずは栃木レザーの心臓部ともよべるタンニン鞣しの行程です。



約160ものピット槽(小さいプールのようなものです)の中に

ミモザというタンニン剤を濃度別に入れてあり、

厳格に濃度やphなどを管理し、

約20日かけて段々濃度の濃い所へ移動させます。





引き上げられた状態がこちら!

ちなみにこの革は豚になります。



この時点で革はタンニン樹液に長時間浸されています。

ここで鞣しは終了かと思いきや、、、

まだ革の内部には水分がたっぷり残っておりまだ革が腐敗してしまう可能性が

あるため、水分をしっかり取り除きます。

巨大な機械を使い革を挟み込み革から水分を絞ります。






水分を抜いた革は固くなってしまい、

この後の作業が大変になってしまうため加脂という行程をします。

字のごとく革に脂を加え、柔らかさや艶、伸縮性を高めていきます。

巨大なタイコと呼ばれるドラムに入れガラガラ回します。







本日はここまでです。

その3に続きます。

気長にお付き合いいただけると幸いです。


タナカ