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このブログは、革製品ブランド「minca」の製造スタッフが綴ります。革のモノ作りの日々の中で感じたこと、製品に関する思いなどをお伝えしていきます。
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栃木レザーのできるまで~その3~

こんばんわ!

タナカです。

だいぶ間隔があいてしまいましたが、栃木レザーのレポートの3回目です。

興味のある方はご覧くださいませ!

ちなみに過去記事はこちらから

その①

その②


宜しくお願いします。

前回は鞣した革に加脂を行い、革の柔軟性や耐久性を高める行程まででした。


今回はその続きとなります。

セッターという機械を用い、厚みを均一にして、

加工しやすいように十分伸ばします。


うまく写真が撮れませんでした。
すみません。。


この時点ではまだ革に湿気が残っていますので、

おおよそ10日間ほど自然乾燥します。





製品の一部はこの時点で素上げのヌメ革として計量、出荷するものもあります。

そうでないものはこの後、セッターなどで整えられないほど不均一な革の厚みを

革漉きという行程で調整します。



グルグルと刃が回っていて、

この機会を通すと革が漉かれていきます。

もちろん熟練の技術と経験がないとできません!

厚みの指示が書かれています。

4.0ミリの厚さにするという事です。

これでもまだかなり分厚いですが。



続いて革の柔らかさや風合いを調整するために

再度鞣しを行います。

この後ドラムを使って染色をします。





色の調合はもちろんレシピがありますが、

季節や条件によって職人が微妙に変えて作っていますので、

一枚一枚独特な風合いが生まれます!

本日はここまでです。

次回で完結しますので、

また気長にお付き合いいただけると幸いです。

ありがとうございました。


タナカ

栃木レザーのできるまで~その2~

こんばんわ!

タナカです。

本日は前回の続きとなりますので宜しければお付き合いください!

前回はこちらから



まずは栃木レザーの心臓部ともよべるタンニン鞣しの行程です。



約160ものピット槽(小さいプールのようなものです)の中に

ミモザというタンニン剤を濃度別に入れてあり、

厳格に濃度やphなどを管理し、

約20日かけて段々濃度の濃い所へ移動させます。





引き上げられた状態がこちら!

ちなみにこの革は豚になります。



この時点で革はタンニン樹液に長時間浸されています。

ここで鞣しは終了かと思いきや、、、

まだ革の内部には水分がたっぷり残っておりまだ革が腐敗してしまう可能性が

あるため、水分をしっかり取り除きます。

巨大な機械を使い革を挟み込み革から水分を絞ります。






水分を抜いた革は固くなってしまい、

この後の作業が大変になってしまうため加脂という行程をします。

字のごとく革に脂を加え、柔らかさや艶、伸縮性を高めていきます。

巨大なタイコと呼ばれるドラムに入れガラガラ回します。







本日はここまでです。

その3に続きます。

気長にお付き合いいただけると幸いです。


タナカ

栃木レザーのできるまで~その1~

こんばんわ!

タナカです。

だいぶ更新が滞っていました。。

またこまめにアップしていきますので宜しくお願いします!

さてタイトルにもあるように先日栃木レザー社に研修に行ってまいりました。



栃木レザー社というのは生き物としての皮から腐らないように製品としての革への鞣しという作業をする、

会社になります。

鞣し工場の事をタンナーと呼び、

この行程がないと革製品は生まれないので、

革製品にとってとても重要な場所となります。

mincaのアイテムはこちらの牛革を使用して製作しており、

大変お世話になっています。

せっかくの機会なので、鞣しという行程を

数回に分けてご紹介します。
(生々しい画像も少しありますのでご注意ください)

まずは革の元となる原皮です。

北米を中心に輸入しており、

塩漬けの状態で集まってきます。
(一部国産の皮もあります)



表面についた塩分や汚れを落とすため、最初に水洗いをします。

巨大なドラムにて行います。



近くで見るとかなり大きいです!

水洗いが終わると加工しやすいように背割りという作業になります。

これは背骨のラインにそって左右それぞれに分割し作業効率を上げます。

洗い立て


これを二人一組にて、裁断します。
見事な包丁さばきでした!


次は石灰漬けにより、脱毛と不要についている脂肪を分解します。

濃度の違う石灰乳と呼ばれる槽にに順番につけていきます。

ローラーを使い槽を移動している所です。


続いて残っている余分な脂肪や汚れを機械を使い
完全に除去します。

ローラーで挟み込んで汚れを落とします。


本日はここまでです。

次回はメインとなるベジタブルタンニン鞣しの行程から紹介します!


タナカ

焼印






革には焼印(ブランド)が入っているものがあります。



これは牧場のオーナーが識別するためのもの。



生きているときに焼かれるわけですからかわいそうな気がします。



アルファベットであることが多いのですが、たまに見慣れないマークのときも。



こんなものも、デザインの一部として取り入れられれば、かっこいいバッグができるかもしれませんね。





オカダ

夏にこそ



日差しが強く、日照時間が長い夏の日こそ、レザーアイテムの経年変化のチャンスです。



変化がいちばん大きいのは生成り色ですが、他のどの色も、それぞれ違った独特の変化を見せていきます。



夏は革製品のイメージはあまりないかもしれませんが、今こそ外に連れて行って、成長をお楽しみください。



ただゲリラ豪雨にはくれぐれもお気をつけくださいね。












オカダ