帰宅してから、仕事で使った革包丁を研ぐのが日課です。
遅く帰ったときなどは特に、面倒でさぼってしまいたい誘惑に駆られます。
でも翌日の仕事に支障をきたすので、職人の最低限の準備としてやることにしています。
包丁を研ぐこと以上に手間がかかり、そしてとても大切なのが、砥石の平面を常に保つこと。
平滑な砥石でなければ刃がまっすぐにそろわなないのは当然ですね。
包丁を研いだ後は砥石同士をこすり合わせ、次に使うときのために平らに整えておきます。
砥いではこすり、砥いではこすり、日々この繰り返し。4年ほど前に買った砥石もだいぶ小さくなってきました。
上から見るとこんな感じ。一度半分ほどの大きさに自然に割れました。天然の石なので、もともとのヒビや断層は避けられません。
そして繰り返し砥いではこすった結果、現在はここまで薄くなりました。
もう少しで限界が来そうですが、最後の最後まで、大事に使っていきます。
オカダ